月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

ひきつづきYES

画像昨日は、その同じ街で中古レコ屋へも。YESのサードアルバムがあったら買おうと(YouTubeで見た「Yours Is No Disgrace」があんまりカッコよくって…)思ってたのだけど、残念ながら見つからず…。で、その代わりというか、YESの棚にあったコレが目に入る。『Something's Coming ~THE BBC RECORDINGS 1969-1970~』。サイキン、日がな一日YESのディスコグラフィーを眺めてるのだけど(ヒマ…)、このジャケは記憶にないなー…ブートかなー…でもそうでもないみたいだし…とかウラオモテひっくり返して、こっちを見るジョン・アンダーソンとクリス・スクワイアとビル・ブラフォードの視線にびゅんと射抜かれ、たまらず購入(笑)。あーもうカッコいいなあー。(←って、けっこう惚れてるんじゃん…) あとのふたりがピーター・バンクス(G)、トニー・ケイ(Kb)、という、ファースト~セカンドのころのメンバーだね。YESについては「3rdはまあまあ。1st、2ndはつまらないよ」という、かなりバッサリ(笑)な感じの指南ももらってたのだけど、そう言われつつ初期メンバーのCD買っちゃった。何でもいいからサード以前のYESを連れて帰りたかったのだ…。

 

で、帰宅して調べてみたら、このCDはやっぱりブートではなく一応ちゃんとしたカタログの1枚のよう。しかも思いもよらず2枚組でちょっとトクした気分。まあ1枚めと2枚め、さほど内容変わりないんだけど…。あと、音質は悪い。クレジット見ると「Dave Symonds Show」とか「Live On Sunday Show」とか書いてあるから、たぶんラジオ番組のために演奏したライブ音源なのかな? で、聴いて、うわカッコイイじゃーーーん!!!!と。まあこのころってまだいわゆるYESっぽさとかプログレっぽさはまったくないんだと思うけど、私はぜんぜんOKっす。ふつうのロックとして、っていうかふつうレベルを超えてカッコイイ!!ビル・ブラフォードとクリス・スクワイアのスリリングなリズムセクションを聴いてるだけでかなりシアワセになれるな…。あとジョン・アンダーソンのボーカルも、まだそんなに歌いあげちゃってなくて好きかもー。69~70年という時期の、バンド全体の若さと粗さが、これはこれで愛せる…。そうそう、「Every Little Thing」のカバーやってるんだけど(アルバムだとファーストに入ってるね)、やたらイントロ長くて大仰でおかしい…。好きだ。「America」を延々10分の長尺にアレンジしちゃうあのブッ飛んだセンスは、もうこのころから存在してたのね…。

 

YESってビッグ・グループのわりには終始そんなに外見イケてる感じしないんだけど(まだ言ってる…)、このときのピーター・バンクスとトニー・ケイのお2人は、かなりバンドのビジュアルレベルを底上げしてるような。特にトニー・ケイのこの憂いのあるたたずまいは、かなり主役(アンダーソン)を食ってるかもね…。あと、ビル・ブラフォード、カッワイイよねー。この人はかなりあとまで見ためがそんな印象だけど、どうにもこうにも小生意気で自信たっぷりできかなそうな感じが、やっぱり天才少年ぽいというか、すっごいカワイイ。

 

って、ミーハーなのでついついそんな話ばかり。やーなんか好みのタイプがいないと発言しながら、けっこうYES惚れちゃってるかも…。さすがにたぶん、あまり後期のほうにはいかないだろうと思いつつ、ね。とりあえず、サードはネットで買おうっと!

 

*『Something's Coming ~THE BBC RECORDINGS 1969-1970~』YES