月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

ジャックからDC5へ

昨日は「キャンセル」「水溜り画廊(ギャラリー)」、いわばジャック達のツェッペリン・サイド、もしくはクリーム・サイドともいうべき(…って勝手に言ってるんだけど)、ブルース・ロック2曲の記憶に参っていたのだけど、今日ずっとアタマを巡ってたのは、ライブのオープニングチューンだった、ジャック達キンクス・サイドの1曲、「乙女座ダンディライオン」。ブリティッシュでキンキーでガレージでちょっぴりB級な味のある、この手のポップロックを書かせたら日本で一色進の右に出るものはないと思うけど、それにしてもカッコよすぎるぜ…。しかも!この曲の!夏秋さんのドラムったら!もう、あまりにカッコよすぎてマジ気失う…(泣)。あのドラムのフレーズ浴びたら、3回天国行っても足りないっす…。

 

画像と、すっかりブリティッシュ方面にブッ飛んだココロは、ジャック達を出発点としてジェットコースター式にポップロック世界地図を経巡り(わが家にあるCDの中で小規模にね)、本日行き着いた先はなぜかコレ、The Dave Clark Five!!やーカッコイイよね、このグループ。ドラマーがバンマスだからか、ドラムの音がデカくて(笑)イカシてるんだよな。

 

この『GLAD ALL OVER AGAIN』というCDは、たぶん93年に出たデイヴ・クラーク・ファイヴのベスト盤。なんと26曲入り。彼ら、ロックンロール・スタンダードのカバーもけっこうやってるのだけど、カバーなんか聴く必要ないんじゃない?って思うぐらい、オリジナル曲が何しろイイ!代表曲「Glad All Over」、それから「Bits And Pieces」、「Catch Us If You Can」あたり、いいよねー。(そう、この辺のドラム聴くと、私は夏秋さんのドラム思い出す…、彼の幅広いドラミングの中でもシンプルでキンキーなほうの、ね。)それからハーモニーが美しい「Because」や「Everybody Knows (I still love you)」なんかもすっごくいい。でも、私がいっちばん好きなのは文句なしに「Anyway You Want It」!!しょっぱなからおしまいまでタップタプにエコーのかかった粗いハーモニーが、床を踏み抜きそうな勢いでドカドカ突っ走るこの曲の痛快さ!!サイコー!

 

画像私、昔っからデイヴ・クラーク・ファイヴってけっこう好きで、今思い出したけど、彼らのファーストアルバム『GLAD ALL OVER』のアナログ盤、そういえば買ってるよ!今段ボール箱の中だけど。過去のレコ購入メモ見たら、大枚3800円出してますぜ(笑)。オリジナル盤なのかなあ。同じ日にZombiesのBBCライブ(これもアナログ盤)も買ってるから、ブリティッシュな気分満載だったのかもね、20年前のその日の私。あとDC5で思い出すのは、作詞家の松本隆さんが、はっぴいえんど前のアマチュアバンド時代にカバーしてたという話。あのドカドカうるせードラムを松本少年叩いてたのかー。とか思うと、このバンドへの愛着がいっそう増すような。


最後にものすごくどうでもいい話なんだけど、この私のDC5フェイヴァリット曲「Anyway You Want It」を、KISSがカバーしてるのを知った。ココとかで試聴できるけど、なんか、DC5のバージョンよりもおとなしめでいい子な感じ…KISSなのに(笑)。

 

*『GLAD ALL OVER AGAIN』The Dave Clark Five