月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

YESにハマる

ここまでの経緯を話し始めると長くなるので(いや、そうでもないけど…)おいておくとして、今、YESがキテます!え~、なんでYES~!?ま、いろいろあって、こんな2007年の世の中で今さらたどり着きましたYES。といっても聴いてるのはまだ、1カ月ぐらい前に手に入れたこの2枚だけなんだけど。『Fragile(こわれもの)』(71年)と『Close to the Edge(危機)』(72年)。よく知らないけど(以下、文中に「よく知らないけど」続出…)、名盤中の名盤って言われてるヤツだよね。

 

このときのメンバーが、Voジョン・アンダーソン、Gスティーヴ・ハウ、Bクリス・スクワイア、Drビル・ブラフォード、Kbリック・ウェイクマン、ということで、この洋楽オンチの私でさえ知識の片隅に名前が引っかかってるような人ばっか…それだけでもすげー。でも、ジョン・アンダーソンのボーカルは私あんまり得意じゃないんだけど…あとリック・ウェイクマンのキーボードもそんなに得意じゃないんだけど…それに好みのタイプがメンバーの中にいるわけでもないんだけど…、でも!カッコイイねーーー、YES。

 

私が1カ月前に買ったこの2枚は、音がすごくイイと言われてるRhinoのリマスターで、ボーナストラックもいっぱい入ってて、しかもHMVの「輸入盤3枚買うと25%オフ」キャンペーンか何かで、1枚1300円もしなかった。いい時代だなー。で、何しろガッツーンときちゃったのが「Siberian Khatru」(『Close to the Edge』)と「America」(『Fragile』のボートラに収録)!!ななななにコレーーー!!!!

 

「Siberian Khatru」のイントロのカッコよさったら、ロック史10傑に入るぐらいじゃない?これ聴いて鳥肌立たない人なんていないよね。スティーヴ・ハウのギターのフレーズ、涙モノ~。でもグレイトフル・デッドあたりが同じフレーズ弾いたらゆるゆるになりそうなところ、さすがこの人たちのはイギリス人らしく几帳面な感じ。9分の長さを感じさせない(いや長いけど)緊張感と疾走感。やーホントにかっこいいですーーー(泣)。クリス・スクワイアのベースとビル・ブラフォードのドラムは、私のようなシロウトにでもわかる恐ろしい凄さだし。ま、ジョン・アンダーソンのボーカルとリック・ウェイクマンのキーボードはそんなに得意じゃないんだけどね…。(って何度も言うな。)いやでもカッコイイッ!9分もあるのに何度も聴いちゃう。

 

それと、はじめて聴いたとき「Siberian Khatru」以上にブッ飛んだのが『Fragile』のボーナストラックに入ってるS&Gのカバー「America」。最初にクレジットを見て、なぜこのバンドがS&Gのカバーを?それもなぜ「America」を?しかもなぜ10分も?…と「?」マークがいっぱい浮かんだのだけど、聴いて、即死。カカカカッコイイイーーー!!!!元曲を知ってるからよけい、ね。ここまで完膚なきまでに元曲を破壊しつつ、ここまで素晴らしい表現に手が届いてるカバーって世の中にあるかな???やーーーほんとに笑っちゃうぐらいビックリした。歌が出てくるまでじつに2分半(なげー)のあいだの、ドラムのフレーズ、ベースの音。いちいちカッコよすぎて失神しそう。こんなの当時ナマで聴かされた人たちはそりゃ恐ろしい思いしただろうな…うらやましい。

 

もちろん『Fragile』本編のあまりのうつくしさとか、聴けば聴くほど感動が深まりつつあってタイヘンなんだけど、それは記事をあらためます。それにしても…YES、アルバム1枚聴いても「3曲」とかでしょ…。私が利用してるLastfm(BLOGトップページ左に貼ってある)で個人のリスニング履歴が集計されて、よく聴かれてる順に「ウィークリートップアーティスト」とか「総合トップアーティスト」とかっていうランキングが出るんだけど、曲単位のカウントだから1曲が長いプログレバンドは損だよね。同じ40分聴いてもYESだと「3曲」で、たとえばYardbirdsだと「15曲」とか(笑)。

 

YES、まだ書きたいことあったんだけど、これから小学校の学校公開日(授業参観)で出かけなければならないので、それはまた。小学生のハハが「こわれもの」とか「危機」とか言ってる場合ではないのだ、ホント…。

 

*『Fragile』YES / 『Close to the Edge』YES