月夜のドライブ

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青山陽一インストアライブ@新宿タワーレコード

画像青山陽一さんのインストアイベント@新宿タワレコに行ってきました!ミニライブ&サイン会。スタートの13時ギリギリぐらいに到着すると、既にかなりのお客さん。私は大人しく後方にて観戦いたしました~。でも顔は十分見えたし、ギター含む全身も後ろのモニターに映ってたので堪能。特に青山さんのアコースティックギターの弾きっぷり、今さら言うまでもないけど、やっぱり凄すぎ…。

 

今日の青山さんは、茶系のズボン、白いTシャツ(なんかヘンテコなイラストの)、黒のVカーディガン、といういでたち。いつもながら見ため大学生みたいだ…。「ども~こんにちは~」と言いながら弾き始めたのは「Seven Deadlines」。アルバムではがっちりしたバンドサウンドの印象が強いこの曲が、アコギ一本になると、全然別の曲みたいでおもしろかったな。なんか、素になるぶん、青山さんのメロディの奇妙さがより際立ってくる感じ。しかし…昼日中のレコ屋のステージでくり返される「社会の窓開いていた」というサビのフレーズ…青山さんの曲ってやっぱりヘンだよねえ…。1曲終わり、微笑み浮かべながら「みなさん早い時間からありがとうございます。まだ眠いですよねえ、休日だし」と友だちと世間話するような気さくなMCは相変わらず。で、セットリストですが。

 

Seven Deadlines
Blow Wind Blow
休符を数えて生きるのは
Cherry Blossomは今
ジャガーの爪

 

やースゴイよね、全曲新譜から!青山さんも「いつもインストアのときは昔の曲も混ぜるんですけど今日は全部新曲で」と言っていて「Blow Wind Blow」とか「Cherry Blossomは今」のときは「初めて人前でやります…」「なので、撃沈したらスミマセン」とか言ってた(笑)。実際「Blow Wind Blow」のときは一瞬演奏が止まったりする場面もあって青山さんも照れ笑い、だったのだけど、それをおいても、青山さんのアコギの素晴らしさ…!!私は個人的に弾き語りという演奏スタイルに鈍くて(それはひとえにバンドサウンドが好きすぎることの裏返しなんだけど)、どんなに素晴らしいアーティストの弾き語りを聴いても「あーこれをバンドで聴けたらもっといいのに!」と思ってしまう大ざっぱな感性の持ち主なんだけど、でも今日の青山さんみたいな演奏になると、もー話はぜんぜん別!青山さんのアコースティックギターったら、それだけでまるで強力なバンドみたいな音がするんだもん!少なくともあのマーチン一本の中に、ギタリスト2人とベーシスト1人、ドラマー1人の計4人ぐらいはいるね。青山さんのアコギをナマで観たことのある人は、この表現が大げさじゃないってことわかってくれると思うけど。本当に、アコギ一本と思えないほど太くて多層でグルーヴィなんだー。

 

「Blow Wind Blow」、聴きたかったからうれしかった~。♪トゥルットゥットゥットゥットゥットゥ~♪大好きだなー。あの間奏のギターフレーズ、ナマで聴けた、すっごいよ、もう!全体に声はちょっぴり出づらそうだったけど、青山さん自身「今月ワンマンがあるんで…今日はその練習です(笑)」と言い切ってた(笑)。「休符を数えて生きるのは」なんて、あのブラスの重い曲をどうやるの~と思うんだけど、これはこれで、まったく別の完成された世界なんだよね。で…まさか今日はやらないだろうと思ってたんだけど(この曲難しそうだから…)きちゃった、「Cherry Blossomは今」!うわーーーどどどどうしよう…。あのイントロ…そして「ハレルヤ」…うーーーダメだーーー(倒)。この曲、やっぱりキーが高いんだなっていうのがナマで聴くとよりわかって、青山さんの声も綱渡りっぽいんだけど、そこがまた色っぽくてね…。ああ、ほんと困っちゃうぐらい…。これ、今度のライブでもっといい状態で聴いたら、私やっぱり崩壊するだろうな…。あの印象的なギターのフレーズが心の奥に刺さる。いろいろな意味で、不世出の名曲。ふう…。最後は「ジャガーの爪」。これも到底アコースティックアレンジなんて想像つかない曲だけど、もの凄い芸当みたいな演奏で、アコースティックなのにバンドサウンドみたい!いやマジどうなってるんだろう、青山さんの指使い。信じられない…。

 

で、ライブの後はサイン会!思った以上に(ってのもシツレイですが)並ぶ人が多くてビックリ。しかも女子多いし。青山さんってば汗をタオルで拭きながら、笑顔でひとりひとりと挨拶や会話をしていてやさしー。私も順番がきて、めちゃキンチョウしながらジャケ中面にサインをしていただく。「今日のアコースティックアレンジすごくよかったです~(はあと)」と言ったら「もうちょっと…ね~」と、今一歩がんばりたいようなことをおっしゃっていた(笑)。「BOXXも楽しみにしてます」と言ったらニッコリ。ああ青山さん、素敵すぎ…(熱)。

 

今日のミニライブ観て、BOXXのワンマンライブが楽しみでしかたなくなったのはもちろんなんだけど、12月に大阪であるアコースティックライブもこりゃ凄いことになるだろうなーとうらやましくなった。今さらだけどしみじみ、青山さんってものすごいアーティストだなーと思っちゃったな。ギターがこんなに巧いだけで驚愕だし、他の誰にも書けないあんな特別なメロディを書けて、なんともいえない色っぽい高音ボーカルを持ち、43歳になっても大学生みたいなメガネ男子でねー。あ、メガネ男子はどうでもいいんですが。

 

短い時間ながら、すごく楽しめたイベントでした。青山さん、スタッフのみなさん、お疲れさまでした!

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サイン~。うれしー。