月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

やっぱり西村さんのギターが好きなのだ

画像つい2~3日前に京都から届いたこんなCD-Rを聴いています。Miseraさんというアーティストの3曲入りミニアルバム『虹の戦士』。ギタリスト西村哲也さんがプロデュース&演奏などをされたそうで、ご自身のサイトの日記(10/14)で「わしのギター演奏もベスト・テイクかも…」と。そう言われたら、「西村哲也のギターの音好き」としては聴いてみないわけにはいかないでしょう!というわけでHPから申し込んで通販していただきました。

 

Miseraさんというアーティストのことはもちろん何も知らないのだけれど、この3曲を聴いた感じでは、とても清廉な声を持つ弾き語り女性アーティスト、の印象。クレジットによるとアコースティック・ギターもピアノも弾かれているようなのだけど、全体を包むアコギの柔らかで慣れた音を聴いていると、基本はギター弾き語りのかたなのかな。どの曲も、70年代のアメリカの乾いた風が吹いてくるような世界で、私などは、CS&Nなんて名前を思い浮かべたりした。

 

西村哲也さんの演奏とプロデュースワークが、彼女の世界をとても生かしているんだと思う。西村さんは、演奏ではギターもマンドリンもベースも、という活躍ぶり。これがね、西村さんのギターの音フェチ(笑)だから言うわけじゃないけれど、やっぱりものすごくいいんだー。Miseraさんのうつくしい声やメロディと調和して鳴る西村さんのギターやマンドリンは、草原を照らしながら暮れていく夕日みたいにせつなく、どこまでも静かでうつくしい。だけど、だけどね、ちょっとした隙に見せる表情が、やっぱりどっかクレイジーなんだよね。ああ、西村さんだー。これだから彼のギターには毎度参る…。

 

前に「西村哲也セレクション」って記事書いたとき最初に挙げた、若林マリ子さんの曲にも通じる世界。完璧に近いうつくしさに、ちょっぴりの破綻をもたらす西村さんのギター。「美女と野獣」的世界の「野獣」の位置に配すると、西村さんのギターってほんといい仕事するなー(ホメてますよ念のため)。

 

こうなると…西村さんのソロアルバムがそろそろ聴きたくなってくる~。西村さんの日記で(ちなみに私の3大愛読日記はなんといっても青山陽一さん、西村哲也さん、夏秋文尚さん、の3名様の日記。3人とも、ブログがこんなに流行るずっと前からまめに書かれていて素晴らしい。夏秋さん最近ちょっと止まってるケド…)、かなり進行している様子が見えていたソロ製作、パタッと話題から消えたと思ったら、またつい最近「我がソロアルバムの音源…再着手開始」って(笑)。西村さん、のんびりでもいいので、がんばってくださいね~(と、こんなとこからひっそり言ってみる)。ものすごく待ってるので。だってやっぱり、西村哲也にしか鳴らせないギターの音、西村哲也にしか歌えない歌、っていうのが確実にあるのを知ってしまっているし、それがどうしても聴きたいから。

 

*『虹の戦士』Misera