夜空に、何を願おうかな。明日は7月7日なので、七夕プレイリスト「SWEET SPACE」。宇宙空間に甘い恋ゴコロが飛びかってます!なんだか、私らしくないほどポップでキラキラでスウィート。そしてどういうわけか、リスト、90年代っぽい!恋と宇宙の時代だったのかな。では、たくさんの思いがかなうようにと願いながら、キラキラにGO!
Side A
(アルバム『PEARLTRON』87年 より) できたてのシナリオが 動き出すスピード
聴き手を一気に「次の世界」へと連れていくこの高揚感。パール兄弟はいつでも未来。恋人たち、扉を開け放って、ゴー・ネクスト! |
2. 「恋のテレビジョン・エイジ」ピチカート・ファイヴ (アルバム『女王陛下のピチカート・ファイヴ』89年 より) 愛してると言って いますぐ 嘘でいいから
恋ゴコロはちょっとビターな味も含みつつ地球上空を疾走。冒頭の田島くんの「愛してる!」はワタシの物~!と祥さんと争ったっけ(笑)。 |
3. 「愛ある世界」The Collectors (アルバム『UFO CLUV』93年 より) LOVE 愛はテレパシー 秘密の言葉で
ああ、スウィート、スウィート。こんなに甘くていいのかな。加藤ひさしさんの詞と声はいつも罪な甘さをたたえてる。 |
(アルバム『nice to meet the nice music』93年 より) 時間を飛び越えて言葉さえも失うほど 夢でしか逢えない近くて遠い距離
ポップなパッケージングと上質なサウンドメイキングで、(たぶん)ポスト・フリッパーズ的存在だった男性二人組。ボーカルもちょっと下手っぴだしね。気に入ってずいぶんよく聴いていたけど、今聴いてもステキだな。 |
5. 「BIG BAD BINGO」フリッパーズ・ギター (アルバム『Camera Talk』90年 より) 好きなだけ恋の夢を見て 勝手にキスして泣いて さあ僕らのビッグ・バッド・ビンゴに
今思うと、フリッパーズってパンクだったよね。多くの人がそうであるように、彼らについて何か喋ろうとすると言葉は宙を逃げていくわけだけど。この曲は、もしかしたらフリッパーズの中でいちばん好きかもしれないぐらい好き。 |
B side
1. 「未確認飛行体」藤井隆 (アルバム『ロミオ道行』02年 より) 不思議だね 心のバリケード 崩れていく
恋は浮遊し続けてるよ。松本隆さん作詞・堀込高樹さん作曲の名曲。ぼくにとって君は、私にとってあなたは、永遠に未確認飛行体。だから、恋し続けるしかない。 |
2. 「スター・マウンテン・ロコモーション」あがた森魚 (アルバム『ミッキーオの伝説』88年 より) 信号旗手おしえなさい 振度計も恋の予報 飛んでくよ! 駅まで3分!
あがたさんの作品の中でも、このアルバムはとびきりポップでスペイシー。あがたさんの曲はいつも、私たちを見たこともない宇宙にまで飛ばしてくれる。 |
3. 「YOU'RE MY SPECIAL」鈴木さえ子 (アルバム『STUDIO ROMANTIC』87年 より) 恋のおもさは計れないけど ちょっぴり胸のおくがかるくなる
4月のロフトで観たさえ子さん、本当にキュートだったな。この曲は、作詞が大貫妙子さん。声もメロディも、空中をふわふわ漂うようなキモチよさ。 |
4. 「[Fresh Air For My] Dounut Dreams」L-R (アルバム『Lefty in the Right 左利きの真実』92年 より) 空の無数のあな 僕に風をおくれ
L-R、大好きでした。でも90年代半ばには私、音楽から離れちゃってたので、大売れした頃を知らないのだけど。彼らのこのポップ含有量は今聴いても圧倒的。 |
(アルバム『the chewinggum weekend』97年 より) 特別な色で 未来を染めてよね
チューインガム・ウィークエンドの1stアルバムより。夏秋さんが正式メンバーになる前。淡く、せつなく、ポップな名曲。でもやっぱり、橋本さんのメロディは悲しく、岩田さんのギターはどっか破綻してる。 |
以上全10曲、ポップでキラキラで甘くてせつなくて。夜空を眺めて、そこに届きたいと思うと、人はポップって燃料積んでロケットに乗りこむのかな。見たことない宇宙や、届かない恋に、やっぱり届きたくて。
彼に恋する彼女と、彼女を思う彼が、宇宙のどこかで出合えますように!